アメリカの住宅ライフ
5年くらいアメリカで駐在していたことがあった。そこで見たこと、感じたことが、私の住宅建設にすごく関わっているので、ここで書いておきたい
じゃじゃーん 笑
1.適当な感じだけど、それでも全館空調がいい
冬にはマイナス30度にもなる激寒の地域だけど、家の中で寒いと感じたことがなかった。
私の住んでいたアパートは家賃500ドルを切る安いアパートであったにも関わらず、セントラルヒーティングがあった。冬になり、気温が下がると、とつぜん「ぼっ」と音がして、暖かくなるし、夏も気温があがると、「かちっ」と音がして、突然寒い空気が出てくる。適当な設備なので、部屋によって、エアコンが妙に効く部屋と効きが弱めとかあるけど、総じて快適。
日本のように玄関が寒い、とか、風呂がやばいとか、そういうのはまったくなかったです。日本の高い家に住んでいる人のほうがよっぽど大変な思いをしているような気がする。
2.生活感ゼロのリビングを演出する
アメリカのリビングは生活感ゼロ。そのポイントをとにかく収納スペースだと思った
毎週レイクサイドに住んでいるハイソなおばさまの家に英語のレッスンにいっていたが、いついってもモデルハウスのように生活感のないリビングだった。
で、興味津々で訊いたり、都市伝説(?)では、
・キッチンは飾りであり、キッチン器具は飾りであり、汚れるのが嫌でまったく使わない人もいる
→ そういう意味で、キッチンを使う日本人・中国人に家を貸したがらない人も多い(別の噂では、家に上がるときに靴を脱ぐ日本人は人気とか、、よくわからない)
・収納スペースがとにかく充実している。ガレージにコーラを何箱もおいてあり、夏に常温保管したコーラをおいて、氷の上から常温コーラを注ぐ人もいた
3.家は人を呼ぶところ
人々は家自慢をする
ど田舎に住んでいるアメリカ人の家に呼ばれる、隅から隅まで案内されて、どんなことをしているか、さんざん聞かされることになる。
自慢の種は、
・新しい部屋を1年かけて自分で作っている、とか
・このベッドは捨てられたゴミから作ったので、原価ゼロとか
DIYとかお金をかけていないことを自慢されることが多かった。「それ言わないほうがいいんじゃない?」という内容も多かった 笑
でも、家は人を呼んで人と人のつながりを作るところ。人に来てもらえる家造りというのは、素敵なことだと思った。