建売見学
住宅展示場の次は、建売を見学に行った。何件か探して見に行った。
1件目 近場。場所もいい。連絡して見に行った。中に入った瞬間、妻が「病気の家みたい(外国人なので表現がユニーク)で安っぽい」とぽそり。明らかに彼女のテンションがだだ下がり。
2件目、3件目、4件目と回る。
・この会社は比較的良い家づくりをしている、この会社は粗雑だという傾向を大雑把に感じた
・家について、責任のある回答を得ることができなかった(たとえば、どのくらいのUA値、C値など)
・建てている途中を見れていないのはリスクだと思った(途中でいい加減な建設をしていたとしてもあとで見るぶんにはわからないから)
建売を見た結果、わかったことは、私たちは間取りや外観へのこだわりがあるということに気がついた。時間をかけても、注文住宅が答えだわかることになる。
住宅展示場を回るのに、ディズニーランドより時間がかかることに気がついた日
家を建てるのに、まずはどこから。住宅展示場があるので、とりあえず行ってみようということになった。
すごい。子供へただでプレゼントがある!場内を機関車が走っている。ぱらっとみて、家のデザインが素敵なところに入ってみる。
入ったら、アンケートを書いてください(書くと、クオカードがもらえます)、と促されて、アンケートを書いた(クオカード欲しいし 笑)。それにしても、アンケート内容が細かすぎる。収入、借りている借金、家族構成、ペット⇛もう少し話が進んでからでいいんじゃないかというくらいのレベル。
家の案内は、間取りのこだわり、断熱性能。全館空調、すべて製品としてはもっていて、すべて暖かく快適で、という説明。
すべてとりあえず半日くらいかけて一通りみてみようと思って行ってみたが、半日で3件が精一杯。一件1時間か1時間半かかるレベル。これはすごく時間がかかることに気がついた(一説ではわざと時間をかけて、ほかを回れないようにして、契約率を高めるという戦略とも)。代わり映えのしない景色を見続けて、子供も飽きる。
住宅展示場に2回行って、これはどうしようもならないと気がつく。ここに通っても効率が悪すぎる。
効率がわるい理由としては、2件以上で説明を受けると何がいいのか、さっぱりわからなくなる。
とりあえず回ってみる場所ではないことに気がつく。まずは、情報収集?
一戸建てに住んだ人だけわかる「不都合な事実」
一戸建て住んだことありますか?
私も妻もずっとずっとアパート暮らし。一戸建てに住んだことありませんでした。そうここに来るまでは。
転職して、ここに引っ越してきました。私は、仕事の内容も給料レベルも満足。でも一点だけ問題がありました😔
それは私も妻も住んでいたところをとても気に入っていて、新しい場所に行きたくなかった、ということでした。特に妻は大反対するというのは予想してました。
そこで、私は、「一戸建て住んでみない?」と提案しました。
探し当てた家は、築15年のスパニッシュの家。ベージュの明るい壁とカラフルな屋根。40坪で4LDKの大きな間取り。100坪ものの大きな庭。すっかりと魅せられました。ここで一戸建てに住む喜びを知ったし、お庭で野菜を作ったり、ガーデニングの楽しみを知りました
で、そこに5年住んでいろいろと気づくことがありました。
・やばいくらい冬は寒く、夏は暑いということ。
そこの家は、わりかし築年数も新しく、2重ガラスが使われていたりしていました。それでも寒くて暑い家でした。
特にしんどかったのは床が冷たく、子供がしもやけになったこと。
私の部屋が暑かったり、寒かったり、眠ることも仕事に集中することもできませんした。
これが、日本の家の現状だということがわかりました。
・庭の雑草が破壊レベルということ
子供と、「あ、ねこじゃらし」と喜んでいたのは最初の年だけ。2年目からもはや制御不可能となりました。
一番やばかったのは、梅雨の時期。雨がずっと続いて、何もできないまま、気づいたら、生え始めた草が、もはや腰の高さまで。
これをどうやって、解決したか、というのは、機会があれば、ブログで書きますが。雑草は極めて危険な生き物だとわかりました。
いやぁ。一度一戸建てに住んでみて、良かった~
あとで、もし一戸建てに住んだことなければ、わからなかったことばかり。知らないでもし家を建てていたら、と考えると、ほんと、ぞっとします。
もし家を建てたかったら、真冬か真夏に借りてでもいいので、家に住んでみるのはおすすめです。
アメリカの住宅ライフ
5年くらいアメリカで駐在していたことがあった。そこで見たこと、感じたことが、私の住宅建設にすごく関わっているので、ここで書いておきたい
じゃじゃーん 笑
1.適当な感じだけど、それでも全館空調がいい
冬にはマイナス30度にもなる激寒の地域だけど、家の中で寒いと感じたことがなかった。
私の住んでいたアパートは家賃500ドルを切る安いアパートであったにも関わらず、セントラルヒーティングがあった。冬になり、気温が下がると、とつぜん「ぼっ」と音がして、暖かくなるし、夏も気温があがると、「かちっ」と音がして、突然寒い空気が出てくる。適当な設備なので、部屋によって、エアコンが妙に効く部屋と効きが弱めとかあるけど、総じて快適。
日本のように玄関が寒い、とか、風呂がやばいとか、そういうのはまったくなかったです。日本の高い家に住んでいる人のほうがよっぽど大変な思いをしているような気がする。
2.生活感ゼロのリビングを演出する
アメリカのリビングは生活感ゼロ。そのポイントをとにかく収納スペースだと思った
毎週レイクサイドに住んでいるハイソなおばさまの家に英語のレッスンにいっていたが、いついってもモデルハウスのように生活感のないリビングだった。
で、興味津々で訊いたり、都市伝説(?)では、
・キッチンは飾りであり、キッチン器具は飾りであり、汚れるのが嫌でまったく使わない人もいる
→ そういう意味で、キッチンを使う日本人・中国人に家を貸したがらない人も多い(別の噂では、家に上がるときに靴を脱ぐ日本人は人気とか、、よくわからない)
・収納スペースがとにかく充実している。ガレージにコーラを何箱もおいてあり、夏に常温保管したコーラをおいて、氷の上から常温コーラを注ぐ人もいた
3.家は人を呼ぶところ
人々は家自慢をする
ど田舎に住んでいるアメリカ人の家に呼ばれる、隅から隅まで案内されて、どんなことをしているか、さんざん聞かされることになる。
自慢の種は、
・新しい部屋を1年かけて自分で作っている、とか
・このベッドは捨てられたゴミから作ったので、原価ゼロとか
DIYとかお金をかけていないことを自慢されることが多かった。「それ言わないほうがいいんじゃない?」という内容も多かった 笑
でも、家は人を呼んで人と人のつながりを作るところ。人に来てもらえる家造りというのは、素敵なことだと思った。